3つのアピールポイントを押さえよう

エンジニアがポートフォリオを作成する際には、ポートフォリオが与える効果を最大にできるよう、明確な目的をもった工夫が必要です。そこで、ポートフォリオでは何をアピールすれば良いのでしょうか。

アピールポイントの1つ目は、市場のニーズに応えられることをポートフォリオで表現することです。ポートフォリオのテーマを考える際には、とても重要となります。ニッチすぎるテーマでは完成度が高くてもニーズがなく、シュールすぎるテーマでは共感してくれる人を見つけることが難しいです。社会や市場が求めているテーマや技術を使った方が、高評価が得やすくなります。

2つ目のアピールポイントは、コードです。美しく整っているコーディングは、採用担当者の目を引き付けるでしょう。特にスキルが高い人はコードが整っているだけでなく、ハイレベルなスキルをポートフォリオを作成する段階で盛り込むことをおすすめします。採用担当者はコードの内容を見ることによって、そのエンジニアのスキルを把握するからです。こうしたコードが、エンジニアの採用可否の判断基準になることも少なくありません。

3つ目のアピールポイントは、ポートフォリオに意図や目的を持たせることです。例えば、転職したい人のために大学のOBとつながることができるSNSを開発した、Webを公開することなく家族で共有できるアプリを開発した、Webで気軽にお墓参りができるサービスを開発するなど、目的や意図が明確な方が共感を得やすくなります。